フリニカルさんと教え子達

「フリニカル先生こんにちはー」
「やあ、トモちゃんにマサキくん」
「なんだかんだ、ここに来るのはお久しぶりっすね」
「え。オレ毎週のようにきてるけど?」
「トモちゃんはフリニカル先生厨なんで」
「えっ、オレが先生大好きなのは当然じゃん」
「ニードさんの呪いの眼差しのとばっちり受ける俺の身にもなって?!」
「相変わらず二人は仲良しだねえ」
「はい! オレ、マサ兄も先生も大好きですから!」
「お願いだから、そのデレの一割でいいからニードさんにデレよう?」
「やだよ」
「ふふ、でも、トモちゃんが一番好きなのはニード君だろう?」
「え、いや父さんです」
「おや」
「まあ、イサクさんなら仕方ない」
「あれ? トモねーちゃんにマサキにーちゃんじゃん。めっずらし!」
「あ、グッドくん。久しぶりー」
「なんだ、グッドもいたのか」
「トモねーちゃんに言われたくねー」
「どういう意味だこら」
「卒業しても先生とこに入り浸ってるって意味」
「? 別に問題なくね?」
「……これだよ……」
「トモちゃんは昔からこうだからなあ」
「ははは私としては嬉しいけどね」
「???」
「まぁ、マサキにーちゃんに会えたのは嬉しいかな」
「それは嬉しいこと言ってくれるね」
「だってさー! 家に居たって、レイアのお小言煩いし、ザックにいたずらするのも飽きるし、ヤネンはうぜぇし」
「相変わらず生意気な……」
「そこがグッドくんの良いところだけどね」
「いや、ただ生意気なだけでしょう」
「ちょっと人より出来がいいだけですー」
「そういうところが生意気なんだよ!」
「きゃートモねーちゃんがいじめるー!!」
「ふふふ、かまってもらって嬉しそうだねグッドくん」
「トモちゃんも末っ子っすから、弟が出来たみたいで嬉しいんでしょうね」
「おらおら、生意気なやつにはほっぺぷにぷにの刑だぞー!」
「うわートモねーちゃんにほっぺぷにぷにされるー!!!」
「二人とも可愛いなあ」
「和みますね」